今世紀最初のSEANETコンベンション
第29回SEANETコンベンションに参加して
JA3AER 荒川泰蔵
2001年11月9日から11日まで、東マレーシアはサバ州コタキナバル市で今世紀最初のSEANETコンベンションが開かれ、それに参加する機会を得ましたので報告させて頂きます。
会場はThe Pacific Sutera Hotel で、海岸に面した素晴らしいロケーションにあるリゾートホテルです。ホストとして主催したSARS(Sabah Amateur Radio Society)の発表では18エンティティから108名(内JAからは17名)の参加です。
11月9日
私はJA3AA島さん、JA3UB, JR3MVF三好さんご夫妻、JA3ART海老原さん、JH3GAH後藤さん、JA4HCK馬場さん達とグループとして、関西空港からKL経由でコタキナ バル空港へ到着したのですが、9M6LK, Lawrence他3名が空港まで出迎えに来てくれており(写真1)、あなた方が最後だと会場であるThe Pacific Sutera Hotelまで車で送ってくれました(写真2)。早速SEANET2001の受付で3日間の会費US$85を払ってチェックインしました。
(写真1) (写真2) 例によって特別記念局9M6SEAがホテルの1室に設置されており、コンベンションへの参加者は自由に運用できるようになっていました。FT- 900, FT-747GX, TS-430S, IC-207と日本製のトランシバーが並べられ、メインはFT-900と屋上に設置された3エレ・トライバンダーの組み合わせで(写真3)、14MHzと 21MHzを中心に参加者が交互に運用を楽しんでいました(写真4)。JAの方角は直ぐ海とFBなロケーションだったこともあり、QSOの相手はほとんど がJA局でした。NDXAのメンバーでどなたかQSO頂いた方はおられませんか。(写真3) (写真4) 午後7時からは歓迎夕食会が盛大に開催され、SEANET2001の組織会長である9M8NS, Tham Nyip Shen の歓迎挨拶があった後(写真5)、原JARL会長のメッセージをJA9AG吉井さんが紹介、JH3GAH後藤さんが代読しました(写真6)。(写真5) (写真6) 11月10日朝食後Sutera Harbour を背景にグループ写真を撮影後(写真7)、2台の大型バスに分乗して観光にでかけました。回教寺院、仏教寺院、サバ州政府の建物等を見学の後、博物館では 高床式のロングハウスなど色々な家屋を見学しました。昼食は郊外の海岸に面したリゾート地 Langkah Syabas’ Beach Resortででしたが、ここにはJA1BRK米村さん達FEDXPのDXer 数名が宿泊してDXペディション中でした。昼食後は首狩族の民族村を見学、天井に吊るされた頭蓋骨に驚き、民族舞踊のショーでは見学者もステージに上がっ て踊るなど、外国人には新しい経験でした。そして最後は、フィリピン人が店を並べる手工芸品マーケットでのショッピングと、盛り沢山なツアーでした。
(写真7) シャワーで汗を流して、午後7時頃より晩餐会が始まりました。民族衣装などの正装から、カジュアルな服装まで入り混じって賑やかです。9M6MA, Hj. Hassanの司会で始まり、9M8NS, Tham Nyip Shen の歓迎挨拶、MARTSの元会長9M2RS, Rashidの挨拶に続き、Official Opening of SEANET2001としての「どら」が打ち鳴らされ、民族舞踊を鑑賞しながらの夕食が始まりました(写真8)。(写真8) (写真9) 賑やかな談笑の夕食が終わった頃、SEANETコンテストの入賞者の表彰式があり、続いて恒例になった各国毎のパーフォマンスが披露されましたが、JAはJA5BM西川さんとJA5TFF藤原さんが準備してくれたカラオケに合せて「瀬戸の花嫁」を合唱しました(写真9)。11月11日
予定時刻を遅れて午前9時頃から9M2KN, Kenの司会でテクニカルプレゼンテーションが始まり、筆者はJA1RJU小笠原さんと一緒にD68CコモロDXペディションをスライドで報告させて頂きました。関ハムで報告させて頂いた英語版ですHi(写真10)。
(写真10) そして、2003年の開催地を討議の結果、西マレーシアのジョホバル市と決め、2002年度の開催予定地パース市(オーストラリア)の紹介があり、 SEANETのペナントがSARS会長9M6ET, StephenからVK6XC, Benに手渡され、SEANET2001は幕となりました(写真11)。そして、賑やかなFarewell Lunchを最後にパースでの再開を約して流れ解散しました(写真12)。尚、SEANET2002はPerthで2002年11月1日から3日間の予定 です。NDXAの記念行事の一つとして皆で参加し、VKからQRVしませんか。(写真11) (写真12) その後、関西からの一行は小型機でMuluに出かけ、ボルネオ島のジャングル探検?と簡単なセットアップ、それぞれに割り当てられたコールサインで HFにQRVしました。私の場合は9M8AERという3ケ月間の免許でしたが、これは事前申請により、日本の免許をベースに与えられたものです。<<写真説明>> 写真1.Kota Kinabalu 空港での出迎え。 写真2.会場になったThe Pacific Sutera Hotel全景。 写真3. ホテルからのビュー。右側の屋上に9M6SEAのアンテナが見える。 写真4.特別記念局9M6SEAを運用するJA3AA島さん(手前)とJA1CIC貫井さん。 写真5.夕食会で歓迎の挨拶をする9M8NS, Tham Nyip Shen 組織会長。 写真6.原JARL会長のメッセージを代読するJH3GAH後藤さん。後ろはJA9AG吉井さん。 写真7.Sutera Harbourでの記念合同写真。 写真8. Gala Dinnerでは民族舞踊での歓迎を受けた。 写真9.JAの参加者全員で、カラオケに合せて「瀬戸の花嫁」を合唱。 写真10.D68CコモロDXペディションの報告をする、左からJA3AER荒川、9M2KN, Ken(司会者)、 JA1RJU小笠原さん。 写真11. 次期開催地Perthへの引継ぎ。左から9M2ET, Stephen、VK6XC, Ben、9M2KN, Ken、 YB0AVS, Gary。 写真12.和やかなFarewell Lunch風景。
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